それにしても今年の夏、北京オリンピックが始まるや否やグルジア侵攻したロシアの軍事行動は、思い描いていたとおりの悲劇が現実化したものだった。むしろ、ロシアのマスメディアがここ数年に渡って執念深く「グルジア憎し」の感情をまんべんなく、無知な国民に植え付けてきた結果であった。
ずっとそういう報道を見てきた私は驚くよりもむしろ、こういうことだけは「用意周到」で「計画通り」に行動するロシアという国に改めて、五年十年を馬鹿な計画通りに国家運営して大失敗した(結果、餓死者数十万人?)偉大なるソビエト連邦を思い出した。
おそらく、ロシア人でも知識階層の冷静な判断力を保っている人々は私よりもさらに冷静に自分の国のやっている暴挙と今後の展開について考えているはずだ。
しかし、ロシアという大国は一旦動き始めてしまうと止まらない。
というか、止めたら壊れるような仕組みになっているとしか思えない。
だからこそ、自分の国民と国家の権威を保つためなら、どんな見事な大嘘もついて愚かな国民を騙し続ける。
そうやって、ソ連時代も大多数の人は半分は政権をぼろ糞に言いながらも、どこかで「大国の威信」を信じてきたのだ。そして今も似たような状況なのだ。
プーチン政権になってから、明らかに人種差別の組織的傾向の犯罪が増えてきたことは、統計を見れば明らかだが、ごく最近の数字が手に入ったので改めて日本の皆様に見てほしい。
2007年
モスクワ 36名死亡、100名以上重軽傷
サンクトペテルブルク 16人死亡、25人重軽傷
スベトロフスキー州 6人死亡、5人重軽傷
人種内訳:ウズベキスタン人 12人死亡、16人重軽傷
タジキスタン人 6人死亡、33人重軽傷
アゼルバイジャン人 6人死亡、10人重軽傷
(以上 「インターファックス」社、lenta ruより)
そして、2008年になって既に71人死亡、268人重軽傷という現時点の情報。
日本でもしこのレベルで外国人が殺されたり、怪我をさせられたらどういうことになるか考えてもみて欲しい。
しかも殺されている人たちのほとんどが、おそらく好きでもないロシアに、自分の国で待つ家族のために、出稼ぎをして送金しようとして、土木作業などの名目で極限に安い労賃で働くために来ていた可能性が高い。
つまり、今のロシア人はそういう人々を人権対象として見ていないどころか、同じ人間として扱っていないともいえるのだ。
そして、おそらくその「支配者」に近い感覚でもってグルジアにも接している。
愚かである。
自分たちの歴史がグルジアに比べて、またウズベキスタン、タジキスタン、アゼルバイジャンに対してそんなに誇るほどのものかどうか、もう一度勉強し直してこい!と言ってやりたいくらいだ。
ウズベキスタン、タジキスタン、アゼルバイジャンがどのあたりにあるかも日本ではぴんとこないかもしれないが、まさに文明発祥地近辺や、あるいはシルクロードの国々といっても差し支えのない歴史ある地域の誇り高い人々なのである。
決して虫けらのように踏み躙ってよいものだろうか?そんなことも分からないほど、今のロシア人は獣になったのか?
トルストイの思想やチェーホフの博愛を思い出したところで、過去は過去、結局は何の役にも立ってない。本当に嘆かわしい。
大きければ、石油があればいいのか。
国内でも平気で外人労働者を殺すロシア人が、グルジアで何をやったかなど当然分かりきっているではないか。
強奪、放火、殺人、強姦なんでもこいだ。
そんなロシア軍を誇りに思うようなロシア人に洗脳したプーチンは見事なものだと思う。
でも、そんな風に洗脳した連中に自分が逆襲される想像力はないのだろう。
いつかやがて、ハンメルンの笛吹きに操られたロシア人たちが世界に対して何をするか、皆でとくと観察すべきだろう。
今のロシアは外国人に対しての敬意も払えない国なのだから、日本がもし国家としての権威を保つつもりがあれば、「まともな相手」として扱うべきではない。
ロシアは今後も他国を蹂躙し、自分たち以外の人種を抹殺し、自分たちの正しい文化を
伝播させるためなら何をやってもいいという考えを持ち続けるであろう。
偶然見たロシア人ビザなし入国を開始したイスラエルであるが、これもまた見事に筋書き通りではないか。(メドヴェージェフ=ユダヤ人)
それでいて懲りもせずにまた、ロシア国内のユダヤ人墓地はスキンヘッド連中に荒らされるのだろうが。
いずれにしても、プーチンの傀儡メドヴェージェフなら期待通りに継続的に人種差別助長(あるいは見て見ぬふり)をやるにちがいない。
関連ニュース:ロシアに怯える旧ソ連諸国 グルジア危機 * 2008年9月22日* FINANCIAL TIMES



