互助防衛システム
■要素還元主義
本コラムで問題とする「要素還元主義」について、それがどんなものであり何がどのように問題であるのかを述べたいと思います。要点から述べますと、複雑化しグローバル化した現代社会において、組織は中央集権化して巨大化し、その巨大組織には非常に堅固な官僚組織が構築されています。各組織はさらに部、課、係などの小細胞に分割され、その末端にはアトムとしての個人が位置づけられるという構造となっています。このように細分化し、専門分化し、官僚化してしまった組織構造は、その構造のみならず、その構造に縛られているアトムとしての個人に至るまで相互に拘束してしまうため、様々な外部条件に迅速にかつ柔軟に適応できないという重大な弊害を生み出しています。そのようになった根本には、組織の巨大化と構成員の増加、そして分業体制があります。分業を必然的帰結とする効率優先の思想こそ、要素還元主義が立脚している機械論的なものの見方の特徴であるのです。そもそも、「要素還元主義」とは、対象物を認識し考察する際の方法論の一つにすぎませんでした。すなわち、その考えの基本には、上述したように機械論的なものの見方があります。機械と捉えるならば、その部品に分解され、部品を組み立てれば、元の機械を復元できると考えられます。そして、個々の部品を極めていけば、ついには分子・原子・素粒子の世界に至ります。構成部品を極めれば、もともとの全体も極められる、という物理学という特殊な分野で最も生産的で成果の挙がった方法論にすぎません。ですが、その成功体験に基づいて、物理的対象以外にも拡大適用され、会社組織や社会体制、国家組織といった領域にまで適用された結果、様々な弊害を生じている事態が、「要素還元主義の問題点」です。要素還元主義的アプローチは、もともと物理的な対象に対してその分析・解析手段として編み出された方法に過ぎないことをもう一度確認しておきます。これがニュートン(1642-1727)にはじまる近代科学において、まず天体現象において万有引力に基づいた惑星の軌道の力学的説明に成功(1687)し、ほぼ1世紀を経てハーシェル(1738~1822)による天王星の発見(1781)、さらに天王星の軌道の異常からルベリエ(1811~1877)による海王星の発見(1846年)と続くことで、宇宙を時計仕掛けのカラクリと考える天体力学としてのニュートン力学は揺るぎのないものとして確立しました。ニュートンが示した手本とは、「天体現象から物体を太陽や各惑星に向わせる重力を導き出し、次にそれらの力から、他の数学的な手続きによって、惑星や彗星や月や海の運動を導く」といった方法論が確立したのです。現代の標準的な数理科学の手順、「運動現象」⇒「力」⇒「他の現象」の予測、といった帰納⇒演繹⇒実証の方法論に他なりません。この方法論では、自然を一つの機械として、その法則を発見すれば自在に扱えるメカニズムの総体として考えます。気体の圧力を壁に衝突する無数の分子運動の平均とみなすボイル(1627-1691)もまた粒子還元主義者でした。そうした伝統に基づいて、ドルトン(1766-1844)による原子モデルによる化学現象の説明は、20世紀に原子物理学として結実し、生命現象に至るまで、原子・分子に還元して分析・考察するという研究スタイルは揺るぎないものとなっています。このような成功体験は、物理学や化学などの物質科学の分野に留まらず、物理や化学を応用した工業分野、例えば鉱山開発、織物工業に急激に広まってゆきました。産業革命以後のイギリスでは、燃料として用いていた石炭を掘り出す炭鉱で大量の排水が問題となりました。ニューコメン(1663~1729)による蒸気式揚水ポンプの発明に続いて、その欠点を改良することで、ワット(1736~1819)が蒸気機関の実用化に成功します。産業革命の進行につれ、機械論的思考はイギリス社会で支配的な思想となり、人々を組織化して、分業によって効率化するという中央集権的な産業構造が急速に構築されるに至りました。それまでは産業と云っても個々人が一人で何でもこなす家内工業や自給自走農業が中心産業であり、官僚組織は中央政府や地方政府、また軍隊などに限られていました。そのように産業革命の波及領域が限定され、人々が家内工業的な個人事業者である間は、単純作業をする労働者は少数でしたが、18世紀も後半となって産業革命がイギリス中部、さらに北部の織物工業地帯にまで普及してくると、19世紀になってまもなく1811年から1817年頃ラッダイト運動とよばれる産業革命に対する反動、機械破壊運動が起こったりもしています。機械論哲学が台頭したのは、力学(機械製造術)と機械技術者の経済・社会面への進出の後に続く出来事でした。
機械論的思想(=要素還元主義)に基づいて組織を構成するとどうなるでしょうか?機械設計の経験者であれば直ちに判ることですが、機械には満足すべき性能仕様(パフォーマンス、運転コストや新設コスト)やクリヤすべき要求条件(安全性、信頼性、耐久性)などがあります。同様に、要素還元主義的に構成された組織には設立目的や達成目標があり、それを達成するように構成要素(部とか課など)が設計されています。機械には機能設計があり、その設計目的を逸脱した状況に遭遇すれば、その機械はもはや機能しなくなります。同様に、個人を構成要素とする企業や学校や公的団体といった組織やそれを統括社会制度や社会システムも、旧来の設計思想が時代の要求する要求仕様に合致していなければ、様々な硬直的状況や構造問題、制度疲労といった問題をもたらすのです。還元主義を巡る諸問題は、突き詰めると様々な統合レベル間の関係における障害が絡んでいます。専門化主義は、自閉的態度を助長して、自分の分野の境界外で生じることを見ようとしない態度であり、自分の分担が巻き込む多様な局面を軽視する態度であり、自分の領域の問題を拡張して考えなくなる態度です。そのため、ごく限られた専門化の小集団の商業的関心(つまり利権)だけが大事にされるようになります。
出典:秋月便り第136号より抜粋
まず、175号 - 連山を閲覧して下さい。(携帯電話の人はこちらをクリック)
遠隔教育『秋月』の人員が増大している事もあり、上記の評議会システムを来年から実行致します。評議員はマスタークラスです。マスターとはスレイブ(奴隷)の反意語であり、名人達人支配人という意味です。今の日本では、国家がどうの、社会がこうの、システムがああの、という狂人や病人、愚人で満ちあふれています。自分の生活を良くしたいなら昨年の自分より今年の自分が強く賢く勤勉になればいいのです。国家や政治家に頼っても、依存心が増大するだけで、決して長期的にはよくなりません。過剰に国家や社会に依存するとそれらが財政崩壊した時に、全ての活路を失います。
遠隔教育『秋月』には上記文書を作成した一流大学で理数系を教えている人もいますし、医学博士など電脳医師団も国内最高レベルの品質を維持しています。また、初期講習(教育大学の教育課程に準ずる)も整備しています。Markシリーズを開発した上級プログラマーも存在します。もし、資産防衛、セキュリティ、健康・美容、教育・社会貢献、エンタテインメントを求めるのであるならば参加して下さい。
今すぐ学ぶ時間があるならメルマガ「秋月便り」を購読して下さい。近くCCが得られる第二次執筆陣の募集を始めます。(1週間1回配信で月1CCが得られる。)貴方の専門分野を学術的に発表してどのような結果となるかを知る事ができます。
また、何かをしたいのなら、下記のプレ御蔵便りに参加して下さい。展示会の出典、電脳ビジネスの開始、G-Watcherによる緊急警報システムの提供などが得られます。プレ御蔵便りの場合は、月額会費ではなく、1度3000円を支払えばプレ御蔵便りの間はずっとメーリングリストに参加できます。メルマガ「秋月便り」の参加者と同じく、遠隔学習「御蔵」に参加する事もできます。ジェダイ・システムは、マスター(指導者クラス)、ナイトクラス(騎士クラス)、パダワンクラス(初心者)に別れ、九號作戦(捷三號作戦+飛燕五号作戦)のような実戦型カリキュラムを形成する場合はグランド・マスターをジェダイ評議会で形成します。常設をするのではなく状況に応じて編成するオーダーミックス型です。最も有能な人間を人材プールに自由に浮かべ、共同体において必要だと考えられた場合、状況的に各人の自由意志で協力出来る機能を補完し合います。企業や学校が院という囲いのある世界であるならば、ジェダイ・システムは会という囲いの無い世界です。社会が流動化したのなら、システムも動的に対応できる方が効率がよく合理的なのです。気候変動の時代は民族大移動の時代です。倭国大乱、五胡十六国、ゲルマン民族大移動などがそれに当たります。囲いに囲まれた土地に縛られていれば移動する民に必ず破れるでしょう。時代に対抗するには新しいテクノロジーをマスターして仲間と訓練する事です。時間は誰にでも平等にながれますが結果は残酷で否定出来ない現実となって現れます。
2012年には海外で水素文明の実験集落が完成系で誕生します。世界規模の核戦争が発生して自律的に運営できる構造です。癌ワクチンや重粒子治療器も完備されます。日本人は水素船を作りませんでした。青の一族の勧告を無視し富豪の力を舐めて大企業の中間管理職が情報を取締役会に上程しなかったのです。このような腐敗して下の情報が上に上がらないような社会構造では水素文明に参加出来ません。故にその咎を国民大多数、特に子供たちが因果を受けます。現在の経済不況はその短所に過ぎません。次には疫病や天災ややってきます。その次は社会的な精神崩壊、つまりアノミーです。
貴方にできることはメルマガ「秋月便り」を購読して遠隔学習「御蔵」で談合するか、プレ御蔵便りで何かを発言する事です。その行動の積み重なった結果が未来を確実に変化させます。
関連ニュース:ビル・ゲイツが進める現代版「ノアの方舟建設計画」とは(1/3):株/FX・投資と経済がよくわかるMONEYzine
帝国の手先―ヨーロッパ膨張と技術 進歩の触手―帝国主義時代の技術移転



