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新装「秋月便り」

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1.FRBがドルの供給を開始します。
ただし初期時点において、世の中にはドルが存在しない真っ白な状態
であるとします(これからドルが普及するのですから当然です)

2.大手金融機関がFRBからお金を借ります。
FRBからの資金供給ですが、資金供給と行ってもその実態は「貸し出
し」です。
利子を付けて、大手金融機関にドルを融資するのです。

3.大手金融機関はFRBから借りたドルを、中小金融機関に貸し出します。
あるいは、大手企業に融資します。もちろん利子が付きます。

4.中小金融機関は、中小企業に対して融資します。
もちろん利子が付きます。

5.大企業および中小企業は、事業活動を通して収益を確保し、借金を返
済します。

6.しかし、この時点における「債務の規模」と「世の中に存在するドル
の量」を比べると、明らかに債務の方が大きいことが分かります。

FRBが「100億ドル」を世の中に供給(=融資)した場合、
その100億ドルに「数パーセントの利子」が付くことになります。

しかし、世の中に流通しているドルの量は「100億ドル」です。
借り手が借金を完済することはできないのです。

仮に債務の規模が「110億ドル」だったとして、世界中のドルをかき
集めても「100億ドル」にしかならないのです。

どうがんばっても「10億ドルの債務」が残ってしまうのです。

7.そこで、中央銀行以下にある金融機関及び企業は、期限を迎える債務
を返済するため、「新たな借金」をします。
借金を借金で返済するわけです。

8.借金を重ね続けることができる間は、資本主義は維持出来ます。
しかし、借金の継続が不可能になった時点で、資本主義は破綻してし
まいます。

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出典:秋月便り第207号 橋前勇悟の金融経済情勢コラム


平成22年度版の「秋月便り」が始まります。そう原発震災や強毒性インフルエンザ、僻地の医療崩壊に対して、情報革命により誘発された各種の主語(subject)の一つと規定した、「医療における革命」が始まります。また、それに併せて橋前勇悟の金融経済情勢コラムでは、「優しい経済概論」を時事問題と一緒に説明します。何故、資本主義が崩壊するのか、これからの生活はどうなっていくのか、中央集権型と分散型では何が違うかを、具体的に説明していきます。現実から逃避する人は最後まで逃避します。

水は方円の器に随(したが)い、人は善悪の友に依(よ)る

im20100227ATGM2702T2702201013.jpgもし、経済悪化に伴い貴方の周囲にモンスター的な人が増加しているなら、それは貴方自身の鏡に過ぎません。水が容器の器に従い形を変えるように、又、気温(高いと気体=エントロピー濃度が高い、気温が低いとエントロピー濃度が低いので固体)によっても変化します。人間も、エントロピー濃度により固体的行動(院)になったり、流動体的行動(会)になったりします。
人間が依りそうのは、友人です。良い友人に囲まれれば良くなり、生活は楽になります。モンスターに囲まれた家庭は順次、モンスター家族となります。そのモンスターに家庭で囲まれれば婦女子もモンスターとなります。逆に、モンスター的な世界から退避する人は新しい世界と会合します。こうして、互いは両立できず、共存できず、モンスター地域は医療崩壊、学級崩壊、家族の崩壊が誘発していきます。(参照:マックスウェルの知的な悪魔良い学友が欲しいなら「秋月便り」を購読して下さい。戦友が必要ならイベント祭りに参加しましょう。3月は九州でのジョギング会、4月は電動バイクの体験会、5月はオリジナルキャラのゲーム展示です。十分な政治資本があるなら秋月便りの購読でも対処できるでしょう。その政治資本がないならイベント祭りに参加して下さい。協力してもらったから協力する。これは仁義であり礼儀です。逆にイベント祭りに参加しなくても、多くの人々を集める政治資本があるなら秋月便りの購読だけでも対処できるでしょう。
関連文献:水素革命近未来!―教育における革命


医療における革命 第1回

第一章 疫病と震災の脅威

1.新型インフルエンザ狂騒曲

現在の日本の医療制度の根幹を支えているのは国民皆保険制度です。この国民皆保険制度が成立したのは約50年前です。その後、時代の変遷とともに医療技術も社会情勢も変化してきましたが、制度に細かい変更を重ねることによって何とか国民皆保険を維持してきました。しかし、ここに至る過程で制度上の無理や無駄が蓄積し煩雑な規則が増えてしまい、ルールに則って診療をするだけでも事務処理としてこなすべき情報量は多大なものになってしまいました。その一方で医療そのものも飛躍的な発展を遂げており、同じ疾患を治療するだけでも医師のこなすべき仕事の量は50年前とは比べものにならないくらい増大しています。医療現場の医師たちは、医療費の抑制と医師不足に喘ぎながら、煩雑化した医療制度と高度化した医療そのものとの間で板挟みになって働いている状態です。これは別の言い方をすれば、医師や医療従事者のマンパワーという人的医療資源に過大な負荷をかけているということであり、全く余力のない状態で医療を維持しているということになります。いや、もはや現状維持しているという段階ではなく確実に崩壊しつつあるというべきなのでしょうか。

そのような状況の中で、2009年に新型インフルエンザのパンデミックが発生しました。幸い比較的病原性の低いタイプのウイルスであったため、この文章を書いている2010年2月の段階では、事前に想定されていたような何十万人の死亡者がでるという破滅的な状態にはなっていませんが、社会生活や医療現場に様々な混乱 を巻き起こした事は確かです。それは「新型インフルエンザ騒動」とか「新型インフルエンザ狂騒曲」と名付けたくなるようなものでした。

この「新型インフルエンザ狂騒曲」は、日本の医療システムの構造的な問題点を浮かび上がらせることになったのですが、その問題点を指摘する前に、まずは「2009年新型インフルエンザ狂騒曲」の経緯を振り返ってみたいと思います。
出典:秋月便り(平成22年度版より)


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